◇ おとんはXXXX

5/11
前へ
/210ページ
次へ
「あ、山下くんもいる!ひさしぶりー!」 ひまわり幼稚園に着いてすぐ風雅を抱き抱えたマッスーこと増田先生(26歳独身)が車まで来てくれた。 ちなみにマッスーはぴぃの後輩やねん。ひまわり幼稚園はマッスーのお父さんが園長先生やからってぴぃが紹介してくれたんやって! 「風雅おいで」 「‥まぁくん」 愛音はマッスーから風雅を受け取り、後部座席に乗った。風雅の頬はちょっぴり赤くなっている。 風雅、熱っぽー! 「病院行ったほうがいいけど、大倉くん忙しいでしょ?市販の薬でもいいから飲ませてあったかくして寝かしてあげてね!あ!なんかあったら連絡して!」 「マッスーありがとう‥。風雅早く寝かせたいからもう行くね。」 「うん!またね!風雅くんばいば~い!」 マッスーの勢いにおされつつも大倉家があるマンションへと向かった 「4人で住み始めて誰かが風邪引いたのって初めてじゃない?」 「あ、そうだね」 「大倉心配しちゃうね」 「忠くん心配性やしね」 「山下くん、この交差点左折ってわかってる?レーン違うよね?」 _
/210ページ

最初のコメントを投稿しよう!

161人が本棚に入れています
本棚に追加