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「えー…わかった。うん、了解了解。」
いつの間にか寝ちゃってたみたい。
愛音の声で目が覚めた。
ブランケットが掛けられてて、隣にはアタシにくっついて寝転んでいる風雅。
「あ!あーちおきた!」
「おはよー。もうドラマ終わったよ」
あ、そっかシゲんちに来てたんやった。
ぼーっとしてた頭が戻ってきたんやけど、肝心なシゲが居らん。
「シゲなら取材入って出てったよ。」
スカルも居らんやん。
「テゴが1回帰って来て愛華の寝顔見てからスカル連れてったー」
余計なことを‥。
「なるほど、うん。もう1回寝てもえぇ?」
まだ寝足りない(笑)
風雅を抱き締めて寝る態勢に入った。
「だめだめ。起きて。亮くんたち来るから片付けしといてってたつくん言ってた」
「はーい」
ん、って手を伸ばすと引っ張って起き上がらせてくれる愛音。
眠そうに目を擦ってる風雅を抱いてシゲんちを後にした。
「風雅ベッドで寝る?」
「やあ、あーちいっしょ、いる」
自宅に帰ってきていざ片付けしようとしたら、やっぱり眠そうな風雅。
ベッドで寝かせようと思ったら、嫌だ嫌だと首を横に振りアタシから離れない。
しょうがない。
寝ちゃうの覚悟でおんぶして片付けを始めることにした。
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