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愛音がお風呂を洗っている間に
アタシはミルクティーを準備する
「終わったー」
ちょうど良いタイミングで戻ってきた愛音にミルクティーの入ったマグカップを渡すと、びっくりした顔。
「1人じゃ何もできない愛華がミルクティーいれてくれるなんて」
でもすぐ笑顔になってありがとうって頭をわしゃわしゃされた。
「ただいまぁ~!!!」
「お邪魔しまーす」
「っ邪魔しまーす」
「‥お邪魔します」
ご機嫌で帰ってきた忠くん。
と、亮ちゃんとぴぃの声。
と、知らん声。誰やろう?
「あはははっ!昭和のオカンみたい!」
やっぱり笑われた。
ムスッとしたアタシやったけど
片付けしてくれたからって忠くんがお土産にケーキ買うてきてくれたのを知って上機嫌。
「ちゃんとお姉ちゃんもやってるんだね。えらいえらい」
「山下くんに誉められると伸びるよな、愛華は(笑)」
「せやねん!」
「でもなんか意外やなー(笑)」
「意外やないし。亮ちゃんも誉めて!」
「誰が誉めるかぁ!」
忠くんは着替えに寝室に入って行ったから、ぴぃと亮ちゃんと愛音と話していた。
「ねー、俺のこと忘れてねぇ?」
ぴぃと亮ちゃんと一緒に来た、初対面のひとがリビングのドアの前で(結構大きめに)呟いた。
「あー忘れてた。仁ごめん(笑)」
「俺は気づいとったけどな、仁の反応見たかったから黙っててん(笑)」
「お前(ぴぃ)もだけどお前(亮ちゃん)はもっとひでぇ!!」
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