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今日も午前で終わって、のんびり帰る支度をしていた。
一緒に帰るいつもの3人はお喋りしながらアタシ待ち。
─3年B組大倉愛華、校舎内にいるんだったらすぐに山下のところまで来なさい。─
「大倉さん呼び出しー」
「行って来るー」
失礼しますと入った職員室だけれど、アタシを呼び出した山下先生がおらん。
近くに居った先生に聞いたら食堂にいましたよって。
呼び出したんやから分かりやすいとこに居れや、って亮ちゃん風に(笑)
「こっちこっちー」
食堂に着いてすぐ一番奥のテーブルから手招きされた。
「なんで職員室に居らんの」
「まあいーじゃん、座って」
10人掛けのテーブル。
ぴぃの隣に仁くん、向かい側にはけーちゃんと八乙女先生。
「何か食べる?俺今気分いいから奢ってやるよ」
「ほんまに?ちょお待って、みんな呼ぶ!」
「は?」
アタシの荷物を持って来てくれた愛音たち。
「赤西先生がおごってくれるって!」
「ほんとに?やっさしー」
「ははっ愛音やばっ」
「いただきまーす」
結局3人は自腹やけど、アタシは仁くんの奢り。
みんなで話をしてわかったことは、八乙女先生はアタシたちと同じマンションでシゲのはとこやってこと。
「たまに成亮くんちに遊び行ってるよ」
「え!?会ったことないやん」
「愛華よく行ってるのにな」
「山下さんは会ったことありますよね」
「あぁー祐也に無理矢理泊まらせられた日ね(笑)」
「テゴって山下くん大好きだよね」
「智くーん!って」
「似てる似てる!」
「そう言えば何で呼び出したん?」
話が盛り上がりすぎて忘れとった
「あーなんか仁がうるさいかったから」
「だって愛華は山ぴぃばっかじゃん!」
「ちゃうし」
「離任式の日はすごかったよな」
「俺八つ当たりされたし」
「いらんこと言うなー」
「でも愛華は脳内大倉だよな(笑)」
「あー俺それ思った!超大倉好きじゃん!」
「俺らにもお父さんの話ばっかっすよー」
みんなでアタシのファザコン話。ネタにしとるやろ(泣)
「だいじょーぶ。絶対大倉には言わないから」
アイドル級のスマイルで言われた。なんなんもー。
弱味握られとる気分や
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