金への執着心

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あー 何か寒くなってきた。 おっ あそこに自販機があるじゃねーか。 「何飲もうかな? あっココアでも飲もう」 俺は120円入れた。 ガタン ココアが出てきた。 ココアを開けて一口飲んだ。 この口に広がる甘さがいんだよな。 「あーうめぇ」 すると自販機の隣の壁に変なチラシを見つけた。 「何々 先着50名様でゲームをしていただきます。 優勝者には 10億円を差し上げます。」 なるほど どうせ 嘘だろ。俺はそう一人で納得し ココアをごみ箱に投げた。 カタン 上手く入った。 ココアを飲んだ事によって温まった体は、通り過ぎていく風が心地好い感じがした。 やっべ あのチラシが気になる。 先着50名様しか出来ねんだろ。 あー俺って金には勝てねぇのか。 俺は急いでまた自販機の前まで行った。 「まぁ ちょっとやってみるか。っかどんなゲーム何だろ?」 俺はそのチラシを剥がして家に帰った。 プルプル プルプル ガチャ 「もしもし このチラシ見たんですけど、まだ大丈夫ですか?」 声はちょっと低めな感じだった。 「はい、最後の一名ですね。運がよかったですね。」 ふー危ね。 ラストだったのか 電話してよかった。 「そうなんですか。 あのいつやるんですか?」 聞いたところ 10月10日の朝10時に 武蔵街に来てだの事だった。 動きやすい格好で来てだそうだ。 「後5日後か、 動きやすい格好って何すんだろ?」 まぁいっかと思いながら 適当に飯と風呂を済ませ 布団に入って寝た。
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