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ここは暗く光が届かない、地下のような場所だった。その闇の中に、一人の少年がいた。目の前には魔法陣が光り輝いていて、何やら話している。
「俺は力が欲しい。あいつらに――出来る力を!」
「ふむ、本当に良いのか?貴様に――出来る力を与える事は可能だがその代わり普通の――ではいられ無いが良いのか?」
と言っているのだが、重要な部分と思われる所が聞こえない。声からしてどちらも、男だということだけがわかる。
「チッ、また、この夢かよ前回と同じような部分が聞こえねぇ」
と愚痴を言っていると、また、何か話し始めている。
「どうだっていい。俺が普通の――じゃなくてもいい。あいつらに――出来ればいいんだよ。」
魔法陣の中にいる。男の子が怒鳴り散らしていた。
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