7.~ Side Minato-3 ~

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ドアに叩きつけられた右の肩に、火のような痛みが走った。 それに耐えながら唇を噛み締めたあたしの背中に。 歪んだ笑みを浮かべた主任が、叩いた側の頬をさすりながらまた、 「やめちまえよ…お前みたいなサルより劣る女社員、こっちが願い下げなんだよ」 って追い討ちをかけるような中傷を浴びせた。 次にはもう、ありえないほど派手に泣き声をあげながら、談話室から飛び出していて。 「ちょっ…みなとちゃん!?だ、大丈夫!?」 転がるようにして出てきたあたしに、同僚の誰かが引きつった声で叫んだのはわかったけど。 泣きじゃくりながら脇目も振らず、廊下にかけ出した。 もう、 この会社には居られないよね。 だって主任とやりあっちゃったんだもん。 ひっぱたいちゃったんだもん。 .
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