8.~Side-Tomoka-2~

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「ああ~、しっかし今日の練習つかれたぁー」 部活帰りのエナメルバッグをだるそうに担ぎながら大声で言うカナに、私も同意して頷いた。 「ほんとほんと。ハーフコート30往復ダッシュって。…松野コーチも酷だよね~カナ。」 「予選二週間前なのにさあ、今更ファンダメンタルとかどーとかって勘弁してほしいよ…何かあたしまた膝の痛み再発しそーだもん。」 ええ!?って私は眉を顰めてカナを見て。 「大丈夫!?…じゃあカナ、整骨院寄っていけば?」 って提案すると、カナはのたのた足を引き摺るように歩きながらうつろな目であたしを見て、 「今日、整骨院休診だもん;」 って泣きそうな小声で言った。 「えっ…?ホントに?」 私はちょうど国道坂の下に見えてきた整骨院の方へ視線を流しながら、 「でも、…ホラ、灯りがついてるみたいだよ?」 ってカナを促した。 「えっ!?」 って今度はカナがびっくりして、そっちを見た。 .
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