第2話 【運動会】

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暑いな。こうも太陽さんが頑張って働いている最中に俺は何故グラウンドで校長の話を聞いているんだ? 「え~ですから今日は予行練習なんですがえ~皆さんは、え~一生懸命頑張ってください」 え~え~うるさいよ。はぁ~この学校は夏に運動会がある。秋には文化祭がある為夏にやるらしい。これは昔からの行事なので今さら変えて欲しいと言っても無理だろう。 「校長先生ありがとうございました。それでは皆さん各団に戻ってください」 女の先生がそう話したら皆ダラダラと自分の団に戻っていった。俺は赤なので赤団の所に向かった。 因みに晶は白団にいる。だから白団には晶目当ての女子達でいっぱいだ。いや~別々になって良かったよ。だってさ白の男子供は皆方を落としているもん。あんな暗い所にはいられない。 「え~っと俺の出る種目は何番目だったけな」 椅子に座り運動会の栞を見て確認する。 「おっ、亮。相変わらず眠たそうな顔をしているな」 確認をしていると同じ団のともだ…いや奴隷が来た。 「いつも腐った蜜柑の顔をしている奴には言われたくないよ」
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