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「何だよ?」
「運動会の50mの事なんだけど…全力で走ってよ!」
…あ~。まだあの事を思ってるのかよ。
「めんどくさいから適当に…」
そう呟こうとしたら
「私と賭けよう。もし私が勝ったらもう亮にベタベタしない。それで私が負けたら亮の願いを一つ聞く。何でも聞く」
いつもの晶と違って真剣な顔で言いきった。…何だいきなり。
「…俺がその要望を聞くと思ってるのか?」
「…それじゃあね」
そう言うと部屋から出ていき家から出ていった。あいつ本気だ。何でだ?
分からない。…でもあいつは本気だ。
「…はぁ~。意味が分からないよ」
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