お伽噺

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「狩人。私を助けてくれてありがとう。あなたは私の命の恩人だわ。私、あなたにお礼をしたいの」 狩人は慌てました。 お姫様たる白雪姫にお礼などさせるわけにはいきません。 「いえ、お気になさらず。私はお城に、ひいては姫様にお仕えしている身ですので」 「私の気が済みませんわ。そうだ、顔を近付けてくれません?」 白雪姫は可愛らしくおねだりをすれば、狩人はそれくらいならばと屈んで顔を近付けました。 と、白雪姫は狩人の口にキスをしました。 狩人は驚きましたが、直ぐに目の色が変わってしまいました。
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