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その後、白雪姫は狩人に連れられてお城を出ました。
夜も更けている中、狩人は迷うことなく森へと向かい、ある場所に向かいました。
そこは木々に囲まれた、こじんまりとした一軒家でした。
「ここは?」
「私の家です。みすぼらしいですが、今はここに身を潜めてください」
家は白雪姫にはあまりに汚なく見えました。
しかし、命を狙われていては我が儘など言えません。
ふと、部屋の隅を見ると小さな七つのベッドがありました。
「あれは幼くして亡くなった私の兄弟のものです。両親も今はいません。私一人」
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