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「宍戸さん、どうかしました？」
何時もの部活の帰り、宍戸さんが商店街の一角で足を止めたので、不思議に思い、問い掛けた。
「!!…なんでもねぇ。」
俺の問い掛けで我にかえった様子の宍戸さんはぶっきらぼうに答えながらスタスタと歩き出したので、俺は慌てて追い掛けた。
“どうしたんだろ？何かあったのかな？…アレ？宍戸さん少し顔が赤い…？”
翌日の部活帰り、やはり宍戸さんは同じ所で立ち止まった。
俺は不思議に思い、宍戸さんの視線の先を見ると、一軒のケーキ屋さんが目に入った。
こんなトコにケーキ屋さん出来たんだ…ってもしかして宍戸さんケーキ屋さんに行きたいのかな？
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