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「すんません、変身だけは勘弁してだわ。」
そう言って正義のミカタはアクの組織の怪人に土下座をしている。
「いやいやいや、仮面ライダーさん?さっき迄のアツーイ憤り的な感じはどうしたんですか?。」
「おねーちゃーん!変身して怪人やっつけてよぉ!!。」
園児達も期待の眼差しを向ける。
「我フライの同胞、天ドーンもカラーゲンも弱いヤツではなかったエビ。だのに皆、【変身してない】コイツにやられたエビよ!。」
エビフライは煮えたぎる油鍋を持上げる。
「それがどれだけ我々を侮辱した行為かぁーッ!!」
怪人エビフライはサトシ君の頭上まで鍋を持ってくる。
「さあ!どうするエビ!!ジャンガリアン初子!!見殺すエビか!!。」
もはや怪人は怪人然とした冷たい眼光を放っている。
本気の目だ。
「や、止めろ!!さ、サトシ?さと…る?ええぃ!私の園児に手を出すな!!。」
執行が飛び出す。
「先生ッ…!!」
「生徒の名前も覚えてないヤツは引っ込んでるエビ!!。」
ガッと足蹴にされて転がる執行。
だが、なおもすがり付く。
「ば、馬鹿やめろお前馬鹿危なやめるエビ!!。」
「ワアァッ!!。」
バシャッ!!ジュー!!ガランガラン!!
煮えたぎる油がヨシオ君にに降りかかる!
「そんなにアタシの変身が見たいか。」
エンジンの爆音が響き渡る。
初子は抱えていたさと…サトシ?君を優しく降ろす。
油が降りかかったのは椅子だけであった。
「いつの間にエビ!?。」
「そんなに後悔したいなら…」
一見せてやる!!
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