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何処からともなくイーッイーッ!!と
全身黒タイツの男達がクルクル回りながら現れた。
昔TV で見たヒミツ結社の戦闘員そのままだ。
「そ、そんな…本当に幼稚園なんか襲うことになんの意味があるんですかッ!!?。」
「意味?ソコにいるガキどもがどれだけの価値があるエビか知ってるエビか?。」
執行は園児達を振り返り、そして怪人を見、二三、繰り返す。
「…子は国の宝…。」
「そうだエビ。」
「子宝…子沢山…子作り…!!。」
「な、何言ってるエビかッ!?。」
「ええぃ!やってしまうエビ!!。」
イーッ!!
戦闘員達が遊具を破壊し始めた。
「なっ!?や、止めてくれー!!。」
「フラーフラッフライ!!明日から遊び道具が無い園児達はストレスが溜まり成長ホルモンの分泌が遅れ、やがて」
パゥン!! ゴッ!!
それは突然であった。
目と鼻の先程の距離を新幹線が通り過ぎたかのような風圧と衝撃で
執行が後ろに吹き飛ばされ。
まるでF1カーのような爆音が轟く。
「時速三百キロメートルダッシュキィーックーッ!!!!」
眼前から怪人エビフライは吹き消え、代わりに砂塵と共に
改造人間変身バイク ジャンガリアンがエンジン音を轟かし初子へと
変身を解除する。
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