2人が本棚に入れています
本棚に追加
「な、なんてこった唯でさえ今日は一人、
園児たち放って一人悩んでる場合じゃなかったっ!」
まさか、も、もうテロ行為が行われているのかっ・・まだ
仮面ライダー?とも会ってないのに!。
仮面、ライダー・・バイク・・
おい・・まさか仮面ライダーじゃないだろうな正義の味方ッ!
廊下に飛び出し確認に走る。
「おい!危ねぇっ!!」
キキィー!!
大声で怒鳴られ俺は意味無く顔を守るように身をすくめた。
「あんちゃん、いきなり飛び出したら危ないだろう!!正義の味方が一般人を引いたら洒落にならねぇわ」
「ご、ごめんなさいっ!で、でも、園の中でのバイクの運転は、
バイクの…運転は…。」
確かにドッドッドとバイクのエンジン音は聞こえるが
目の前には両腰に拳を置き。
やたらと胸を張ったドヤ顔の少女である。
その周りで園児達がワイワイ喜びながら駆け回っている。
「とり…あえず。この…。」
ぐるぐるとその小柄な少女の周りを回ってみるがやはりこの五月蝿い音は少女から聞こえてるようであ
「バイクはあたしと一心同体ッ!!魂と共にこの身体に!! それが改造人間!ジャンガリアーン!!初子ッ!!」
園児たちはキャァと喜びの声を上げ拍手をしている。
ああ…警察はぁ・・・だめだったな。児童相談所?ならいいのか?
「こらー!何ブツブツ言ってるんだぁ!」
「いや、ね。コレじゃ話が聞こえないし取り合えずボリューム落としてくれないですか?。」
「仕方の無いヤツだなあ。」
腰のベルトに刺さってる鍵?を捻るとプトゥーンと情けない音を出してエンジン音が止まった。
「・・・止まるんかい。」
最初のコメントを投稿しよう!