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「あれ・・待ってください・・ずっと違和感感じてたんですが・・。」
「先生さん後ろにさがってるといいわ。」
もちろん執行は初子を盾にしたままだが。
「普通、悪事を働こうとしてるやつが正義の味方を呼べだなんて自分にとっても危険な事・・しませんよね。」
「はぁ!?そんなもの子供人質にとってあたしを困らせるつもりだわ。」
「そーの通りだエビッ!」
いつの間にかにサトシ君(自称グルメな幼稚園児)が椅子に縛られている。
「わあ、エビのおじちゃん、もうアブラモノは飽きたよぉ!」
エビフライをグイグイ口に押し込まれているサトシ君。
「エービエビエビ!さあ、この園児が明日の朝胸焼けで気分が悪いのを訴えることになりたくなかったら!!。」
「わっかりましたー!!。」
執行が初子を抱え揚げた。
「そのアブラでカラッと揚げればいいんですね!。」
「わ、バカ!どこ触ってるんだ!!離すんだわ!!。」
「最初から怪人さんの目的は貴方だったのですよ!ってことは貴方さえ差し出せばこの幼稚園に被害はないのですよ!」
「おい、貴様!やめるんだわ!。」
「ちょ、何するエビか!怖いこと考えるヤツエビ!!。」
怪人も慌てて止めに入ってきた。
「え・・ええ!?なんで怪人の貴方が止めに入るんですか!?これが目的だったんじゃないんですか!?」
「は!?コレだから人間は残酷な生き物エビよ!誰がそんなこと頼んだエビか!」
初子にジト目で睨まれながら執行はうろたえている。
だったら怪人の目的とは何だというのだ!?。
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