2人が本棚に入れています
本棚に追加
「降ろすがいいわ!。」
「話はまだ終わってないフライ、降ろすエビ。」
「先生、それはどうかと。」
サトシ君にまでジト目で睨まれ、
執行はヘナヘナと初子を置きながらそのまま地面に突っ伏してしまう。
先生はな先生はぁ皆の事を…
と何やらフニャフニャ言っている。
「少し、邪魔が入ったエビが!!ジャンガリアン初子よ!」
「フン、どんな無理難題であろうが!ちびっこ達も助けるし貴様達悪者も許しはしないのだわ!。」
ビシリとポーズを決める初子から再び熱いエンジン音が始動する。
その音は力強く、たくましく!
激しい意志を周りに宣誓する。
「ヤル気をだしたエビな!我フライの要求は変身して闘えエビ!!。」
「…は?」
頭を抱えて自己嫌悪の海にひたっていた執行が頭をあげる。
園児達もよくわからず次の言葉を待つ。
初子の方を見るとポーズを取ったまま動かないでいる。
やはり同じく意味が解らずとまどっているのか。
少し俯いている顔からは表情は見てとれない。
「ぬ、我フライは変身して闘えと…」
「怪人さん、それはこれから普通に行われる死闘?には必須事項であって普通逆に変身するなーとか?動くなーとかなら、ねぇ?初子さん。」
プトゥ〓ン…
初子は小さく土下座をし、プルプル震えている。
「初子さああぁん!?。」
最初のコメントを投稿しよう!