1月1日

8/10

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
たぶん 嫌いではなかった もしかしたら 好きになっていたのかもしれない しかし、この失望は あまりにも大きかった それでも 彼女を必死に説得した でも、その言葉は 桜のココロには届いていなかった 降りた駅のホームには 誰もいなかった 彼女は手を離し 抱きついてきた しばらくして小さな声で “ありがとう” と聞こえてきた そういって 短いキスをして 涙を流し、 笑顔で去っていった
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加