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次の日、僕が起きると
彼女は日本にはいなかった
僕はただ
“ありがとう”と
小さく呟いた
その日は何もしなかった
予定もなく、家にいた
少ないながら届いた年賀状を
眺めながら餅を頬張った
不意に吐き気がする
続けて目眩もした
そのまま、ベットに
倒れこみ、しばらく眠った
夜になり、熱を計ると
38.6℃と表示されていた
そこでもう一度
おみくじを見た
大吉だ
一度だけ
ため息をついて
眠りに落ちた
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