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サタンはニヤリと笑うとその場から姿を消した。 と思いきや、一瞬にして迷い込んだ人間の前に現れたのだった。 「これはこれは…迷子かな?」 サタンの声にハッとして少女は振り返った。 「よかった…人がいたんですね」 振り返るや否や、少女は安堵のため息をついた。 「人…に見えるか…?」 「いえ…人間ではないですね…綺麗な漆黒です。羽も…貴方は悪魔ですか?」 「ほぅ…俺を見ても驚かぬとな…」 サタンは興味深そうに、その人間を見つめた。 「人間以外のものは見慣れている方ですから。それに…驚くなんて…こんなに綺麗な男性は、初めてみました///」 言いながら彼女は、恥ずかしそうに顔を赤らめた。 「ますます面白い…」 彼女の言葉に気を良くしたのか、サタンは再びニヤリと笑う。
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