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僕は放心状態で教室に戻った。
「………い………遼……………」
気分が悪い。
「……………太…………聞い…………」
何で今日はこんなについてないんだ……。
そもそも、あいつらの苛め場所はいつも人気の無い旧校舎とかじゃないのか?
どうして屋上なんか………。
「………遼太………」
“こんなところにいたのかよぉ~”
…!!
そういえば堂島がそんなことを言っていた。
須田は自分の意志で屋上に来たんだ!
もしかしてこうなることがわかっていて?
僕が居ることを知っていて?
僕を巻き込むために?
…………いや。
流石に考えすぎか………。
「おい!遼太!聞こえてねぇのか?」
「!!!」
いきなり肩を掴まれて僕は現実に戻った。
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