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「さっきからずーっと呼んでんのにぼーっとして大丈夫か?顔色悪いぞ?」 心配して声をかけてくれたのは、同じクラスの門脇正臣だ。 「…あ、ああ。………ちょっと気分が悪くて…。今日は早退するよ。」  「そうしろ。本当に酷い顔してんぞ。先生には言っとくわ。」 門脇は良い奴だ。 絵に書いたようなさわやかな典型的良い奴。 すぐに誰とでも仲良くなって、頼られてる。 僕とは大違い。 「あ!オリエンテーション何か希望ある?」 「何でも良い。適当に決めといて。」 「わかったー。お大事にな~。」 僕はまとまらない考えを持て余しながら学校を出た。
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