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俺は中学の時から人と最低限の会話しか交わさない、コミュニケーション能力皆無の人間だったので、もちろんこんな高校でうまくやっていける訳がなかったのだ。
最初は陰口を言われる程度だったのだが、つい先日の定期考査で事件が起きた。
「…うっそ、まじかよ、ありえねー…」
「あの地味でダサい眼鏡でしょ？これ…」
「あいつ確か高等部からの入学だよな…」
目の前の掲示物。そこには定期考査上位50名の名前が連なっていた。さすが進学校。
そして、そこには。
「あ」
『第二位 成田 良和 726点』
俺の名前が、あった。
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