館の化け物

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すると仲間達は恐怖した。 「なんだよ…おかしいだろ…マジかよ。」 「…」 「えーマジでないわー」 「やっ、やだ!食べられたくない!」 取りあえずこのメモを拾っておこう。 他には何かないだろうか… 「おい…健太。」 「何だ?」 「机の下に銃があった。」 龍平は猟銃を手にしていた。 「なんであるんだ?」 「さぁ…ただあの化け物にあった時にあれば倒せなくても対抗はできる。」 「確かにな。何発入ってる?」 「えーと…五発だ。」 「龍平、その銃はお前が持ってろ。いざとなればお前が撃ってくれ。」 「何故俺なんだよ。」 こいつ…やらしいな。 わかってる癖に。 「お前、かなり銃マニアだろ?お前なら銃の扱い方がわかるだろ?」 「何で知ってる?」 「お前の妹から訊いた。」 「優子め…まぁいいか。俺が猟銃を持つよ。」 しかし、これからどうしたものか。 この館は半端なく大きい。 探索する場所が多くなるのだ。 長居はすればまた化け物に会って今度は誰か死ぬかもしれない。 そんな危険と戦いながら脱出手段を入手または考えていかないといけない。 「…取りあえず、まずは休もう。かなり走ったんだ。休まないとまた走るのが大変になる。」 「健太の意見には賛成だ。」 他の人も賛成し、俺達は休むことにした。 「しかし…こんなことになるならやめておけば良かったな。」
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