ギター

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桜が散りし4月下旬。 楽器店の前で佇む女性が居た。入るか入らないか、迷い勇気を出して一歩を踏み出した。一心不乱に奏でるリズム。彼女の周りだけ時間が止まっていた感じがした。 せっかく勇気を出して店内に入ったのに、店員さんはベースを弾いてるし・・・ だけど、すごい・・・ 小柄な女性が作り出す重厚感のある低音。体の心まで響き渡る。 「すごい・・・」 その言葉に反応して音が鳴り止んだ。訪れた静寂の時。
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