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第2章: 大樹の町
スキット―ブラン公爵―
シスト
「……ブラン公爵、死亡
……やっぱり広まるのは速いな~」
ルミナ
「……そう言えば私、家でのお爺ちゃんしか知らないな~
どんなことしてたか知ってる?」
シスト
「ん~……
あぁ、医療ギルドの統帥をしてたよ
ギルド内では結構有名でうちのマスターとも交友があったみたい」
ルミナ
「……だから私に治癒術とか教えてたのかな?」
シスト
「さあ? “死人に口なし”って言うし知る必要はないよ
でも、そんな公爵だから同じ貴族の間では疎まれてたみたい
人民の支持を得るために偽善をしてるって」
ルミナ
「お爺ちゃんは手をさしのべてただけだよ」
シスト
「俺もそう思う
惜しい人を亡くしたな……」
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