Class 2 流行りのあれ

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遊園地を後にして、織池を家まで送り届けてから部屋に帰ると、ガキが一人上がり込んでいた。 「おかえりハルちゃん」 「どうやって入ったバカリン」 「椿季ちゃんに合鍵を借りました」 「チッ、あの馬鹿余計なことを」 このガキは夏琳、確か小六のはずだが、低学年――下手したら幼稚園児に見えるショタっぷり。 そういや親子に間違えられたことがある、畜生。 夏琳の話に出てきた椿季は俺の二つ下。 共に従兄弟だ。 「楽しかった?遊園地」 待て。 「何で俺が遊園地に行ってたことを知ってんだ」 自分も連れていけ、と言うことが容易に想像できたので、夏琳本人にはおろか椿季にも言ってないのに。
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