第4章

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………………………………「……えっと……/翠君をここに呼んだのは、同室の件なんだが…寮長の楢崎拓也君からもう聞いたかい?」 「え、まぁ…」 ………理事長頭たんこぶいっぱい………… 「ならば、話は早い。君には、神無月誠也君(カンナヅキ セイヤ)と同室になってもらう」 「ちょい待ってくださいっ理事長っ!なんでよりによって神無月なん?!同室にするんやったら俺でもええやろ!」 「(……………それでもいーかな……2828)」 「…………はぁ…………それは、私が説明しましょう」 執事さん? 「申し遅れました。私理事長の秘書をしてます。松野健哉といいます」 ………執事じゃなかったのか…… つまんなぁい← 「理事長が神無月君と榊原君を同室にしたいのは、神無月君が一匹狼で、ここ最近、さらに荒れていっていまして…彼は心にとても深い傷があります……」 傷…………? 「なんとかして、その傷を埋めてあげたいのですが、誰も彼を恐れ近寄らないんです……榊原君なら、彼と仲良くなれるのではと理事長はお考えなのですが……」 ……………俺なんかでいいの?仲良くなれる自信ないけど?
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