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「ごちそうさまでした」
「…ごちそうさま…」
誠也のやつ…ちゃんと綺麗に食べてくれた。
でも、何か言いたそうにこっち見てるな……?
「……?どうした?誠也…」
「……あ、……その……朝めし……さ、サンキューな……?///」
「…ん。」
顔を真っ赤にしてお礼を言う誠也がなんだか可笑しくて、俺は微笑んだ…
「………誰かに朝めし作ってもらうのなんて…久しぶりで…う、嬉しかった…///」
……そっか……誠也……親に捨てられたんだ……
「ご飯なら俺が作ってあげるから…」
「っ!!ほんとか?!」
嬉しそうに笑う誠也……
「……ん(ニコッ」
そのあと、他愛もない会話をしながら後片付けをして、二人で部屋を出て教室へと向かった…
廊下を歩きながら誠也としゃべっていた
「…誠也…料理できなかったんだ…」
「あぁ?料理なんて出来なくても、生きてこれたし……」
「カップ麺とかですませてたんでしょww」
「…………………ぅ、それは………」
「……図星?…」
「………うるせぇ…」
すると後ろから……
「翠ーっっ!!」
「番長ーっっ!」
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