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『君がきちゃ、駄目なんだよ』
私は友達を後ろに突き飛ばした。
驚いたように、友達は私を見ている。
『……嘘、でしょ…』
今度は私が死ぬ番。
いや、これでこの連鎖が終わるんだ。
私が作った罪を償うために……
重たい音が、響き渡った。
せめて最後は笑っていよう。
作り笑いでもいいから、ね。
私はにっこり笑い、意識を永久の闇に沈めた。
さよなら。
楽しかったよ、この『今日』の間。
またね……
……いや。
また『明日』、ね。
--ちゃん……
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