片瀬悠里、死亡

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トラックに轢かれた次の瞬間には俺は雲の上の神殿に居た。 訳がわからず呆然としてると翼を生やした美人さんに連れてこられ、今に至る。 その道中で「えーっと間違えた場合って……」とか何とか言ってたので恐らくそうだろう。 しかし……これはチャンスだ。 正直あんなクソッタレな人生はこれっぽっちも未練は無い。 しかし向こう(神様側)の手違いなら神様は譲渡案を出してくれるハズだ。転生モノの定番だからな。 それを使って神様からめちゃくちゃな力貰って魔法使える世界に転生してもらえば!遊び回れる! あんな息の詰まる最低人生の数十倍イイ!! だとすると何の能力がいいかな……創造の力とかあれば能力使いたい放題だよな。うん、それにしよう。 あとは最強の身体に尽きない魔力、知識は……ある程度でいいか。学んでいくのも楽しそうだ。 尽きない考えを整理してると、ドアが開きタバコをくわえた一人の男が入ってくる。 「あーどもども。この度はご愁傷様で」 「あー…………ども」
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