学院への入学

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試しにもう一度魔法陣を展開しようとするが、出来たのは手の平サイズの魔法陣。 魔法陣は普段適当に使う場合、オートで全魔力の500分の1の魔力で形成するようにしてある。 サイズで言えば俺の身体の半分、約88センチくらいで出来る筈だが・・・・・・8センチあるかこれ? 「上手く成功したようですね。いやぁ良かった良かった」 「良くねぇよ!!テメェ俺の魔力に何しやがった!?」 「いえ学生の中で貴女が力をセーブするのも大変だと思い魔力の大半を封印させていただきました」 「余計なお世話だ!これじゃ非常時に力出せねぇだろうが!!」 「それでも一般生徒の三倍の魔力、問題は無いでしょう」 「知ってっか?一般騎士でもここの生徒の五倍の魔力、部隊長なら十倍の魔力だ。刺客が来るなら部隊長クラスでも当たり前。それをこれで対処しろと!?」 「アッハッハッハッハ」 「笑うなゴルァ!!」 未だ笑顔を絶やさないコイツが何か腹立ってきた。殺ろうかな。殺ってやろうかな。うん辞めよう、今なら返り討ちにされる気しかせん。
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