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「それで?結局何か聞きたいことがあって来たんだろ?」
俺は単刀直入に尋ねる
「やっぱりわかる?あのね、下校途中も私とあまり話してくれなかったから私何かしたのかって思って。」
そこまで態度が露骨だったか
以後気をつけないとな
「そっか、別にそういうわけじゃないんだ。ただ昨日は体調が悪かっただけなんだ。あまり会話に自分から参加しないでいたら必然的にお前と話す機会が無かっただけだ。」
「そっか、昨日顔色悪かったもんね。」
とっさに思いついたうそに信じてくれてよかった
安住と違って神寺は結構単純だな
俺達はその後たわいもない会話をしながら歩いていると
「おいおい、朝からいちゃついていいね~」
「きみ、そんなやつほっといて俺らとモーニングデートしなぁ~い?」
なんか不良っぽいAとBが現れた。
「ごめんなさい~。間に合ってます♪」
「いいから来いよ!」
といって不良Aは神寺の手をつかむ
「やめて、はなして!」
「そこらへんにしとけよゴミ共。」
「てめぇ?やんのかオラァ!?」
「ふん!」
俺は襲い掛かってきたAを交わして頭をつかみ地面にたたきつけた
もちろん右手でな
「あがぁ!」
「ひぃ!」
Aは瀕死でBは怖気づいていた
「じゃあな、次俺の視界に入ったらわかってるな?」
そういって俺達は学校に向かった
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