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自己紹介が終わり、休み時間になると俺は隣の幸人の教室に向かった
「どうした?顔色めっちゃ悪いよ?」
「あぁ、なんでもない。少し気分がすぐれないだけだ。」
「そういうのはなんでもないとは言わないんじゃない?何かあったの?」
幸人は心配するように俺を見てきた
「・・・俺のクラスに行けばわかる。」
「じゃあ行ってくる。」
数分後、幸人が帰ってきた
「なんだよあの子!?シズクちゃんにそっくりじゃないか!」
シズクというのは俺の幼馴染で中学生のころに亡くなった
「まるで生き写しだな。」
「ていうかこれからの高校生活あの子とずっと一緒だよ?大丈夫?」
まったくこいつはあのときの話になると必要以上に心配しやがるな
「まぁ、なんとかなるだろ。それに避けてたら神寺も気にするだろ?当たり障りのないように努力するさ。」
「真司・・・」
そういうとチャイムが鳴ったので俺はクラスに戻った
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