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「子ども扱いしないでよ!」
「だって、葵ちっちゃくてかわいいんだもの。」
そういって安住は神寺に頬づりをする
「そういえば、あなた名前は?」
途中空気となっていた俺に安住は尋ねた
「出雲 真司だ。」
「その左手は怪我かしら?」
「あぁこれか?これはやけどだ。あまり見せびらかしても気分がいいものじゃないから見えないようにしている。」
まぁ本当はやけどじゃないけどな
ごまかすなら一番この理由がいいからな
「まだ痛いの?」
心配そうに神寺は左手を見ながら言う
「昔にやったものだから大丈夫だ。心配してくれてありがとな。」
「いいえ、どういたしまして♪」
そういうと神寺は屈託のない笑顔になった
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