第三章・死闘

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強力な弾丸を発射する為、連射がし辛い。ガルバトスは撃たれた衝撃で少しよろめくが、あまり気にする様子もなく藤原に向かってくる。 「へっ…大して効いてないってか?」 藤原は再びマグナムの照準をガルバトスに合わせ、撃った。弾はガルバトスの腹部に命中し、今度はガルバトスの身体がぐらついた。 「今だ、畳み掛けるぞ!」 浅井が89式を掃射する。弾のほとんどが背中から腰に命中し、肉片が辺りに散らばる。 集中的にダメージを受け、ガルバトスはダウンした。ガルガントはジョージの盾になっているため攻撃してこない。 「…ふ…ふっふっふ、見事だ。爆破まで残り三分だ。約束通り、脱出ルートを教えよう」 ジョージはそう言うと、部屋の中央のとは別のコンピューターを起動させ、画面上に地図を表示した。 「ここが今居る部屋だ。その机の下に非常階段がある。それを使えば脱出用の装置がある部屋まで一分半だ。さ、早く行かないと死んでしまうぞ?」 ジョージは撃たれた脚を引きずりながら、ガルガントと共に部屋の奥に消えていった。倒れ込んだガルバトスもやがて立ち上がり、ジョージについていった。 「とにかく急ごう。時間はもうないんだからな」 「よし行こう!」 五人は非常階段を下りていった。爆破までもう時間がない。
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