第一話 父と軍隊

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 「銃を撃つのって案外難しいですね」  銃のサイトを覗きながら俺は小さく言った。  「慣れてくれば簡単さ」  フレラ隊長が簡単に言った。  何回撃っても当たらなかった。  的には一つの穴も開いていない。  「努力無しでは上手くはならないぞ」  そう言い残して行った。  「絶対に上手くなってやる」  小さく呟いた。  パンッ!! パンッ!!  16:22 銃試射撃場前  「今日の射撃はこんなもんでいいだろう」  溜め息をしてフレラ隊長が言った。  「次は何ですか~?」  トチェスが軽く尋ねた。  「まあそうせくな」  フロール副隊長が真剣な顔で言った。
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