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「じゃ、この基地を案内する。フロール、筋トレ、後は頼むぞ」
フレラ隊長は言った。
「わかりました」
真剣な顔で言った。
「サボったりすんじゃねえぞ」
目を細めて言った。
「するわけないじゃないですか~」
トチェスが満面の笑みで口を挟んだ。
「信用出来ないな」
手を腰に当てて溜め息をした。
「ま、ともかくついてこい」
フレラ隊長は歩き出した。
「了解です」
俺は早歩きでついていった。
「軍隊じゃ、銃を使うのが基本だ。それには、命中率を上げる必要がある」
フレラ隊長は口を開いた。
「敵に当てるためですよね」
僕は銃を握った事が一度もない。
「そういう事だ。いつテロや戦争が起きても国民を守れるように訓練しなければならない。それが俺達の仕事だ」
フレラ隊長が立派なことを言ったので僕はジーンときた。
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