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「葵ちゃん、今日は生徒会室に来るのか?」
俺の言葉に彼女は素敵可愛い笑顔で、
「はい。今日は行きます。昨日は部活で行けなかったから……」
「あー、そう言えば部活入ってたんだったな。確かテニス部だっけ?」
「はい。昨日はテニスウェアで練習してましたよ」
「マジで? 言えば見に行ったのに」
「も~、先輩エッチだなぁ~。でも先輩なら見せパンじゃなくて生パン見せますよ~」
葵ちゃんはそう言うと、俺の腕から手を放し、徐々にスカートを捲り始める。
さっき見たがまた見たいと思う変態心を我慢し、俺は平然を装いながら彼女に一言掛けた。
「そういうのは好きな相手にね。生徒会室行くよ」
言いながら、俺は早足で生徒会室に向かう。
少し遅れて葵ちゃんも後をついてきた。
生徒会室の前に着き、ドアを開けて中に入る。
今日は生徒会役員が全員居た。
昨日来てなかった1年生の女子生徒も居る。
肩に大きいヘッドフォンをぶら下げているのが特徴の女子生徒。
彼女は黙々と本を読んでいた。
全員が集まるまで彼女は基本的に本を読んでいる。
彼女も可愛い子だ。
3人の生徒会女子にはひけをとるが、素直に可愛い。
これまたやっぱり黒髪のロングヘア。
痩せていてスラっとした身体をしているが、胸は小さい気がする。
まあ、可愛いからそこは気にしない。
ちょっと無口なのがたまに傷だが、彼女はちょっと男子が苦手らしい。
朔夜、笑歌、葵ちゃんとはもの凄く楽しそうに喋っているのだけど……。
そんな彼女の名前は紅朱希(くれないあき)。
生徒会役員の会計担当。
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