生徒会の日常

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その女子生徒は俺が知っている奴だった。 彼女の名前は睦月朔夜(むつきさくや)。 同じ生徒会の仲間にして会長。 なんでそんな彼女が自殺してしまったのだろう。 ……考えても分からなかった。 俺はその場に膝を付き、ただただ屋上から彼女を眺める。 気づけば自然と涙がでていた。 あたりまえか、だって俺は彼女が好きだったんだから。  ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー 「てな事が昨日あったんだ」 俺は隣に座って居た、生徒会長の睦月朔夜に笑顔でそう言ってのけた。 そんな彼女は肩をプルプルと震わせて、 「そんな事あってたまるかぁぁぁぁああああああ――――――――!!」 言いながら、朔夜は俺の頭を思いっきり叩く。 なんとも素晴らしい音が生徒会室に鳴り響いた。 「めちゃくちゃ痛いな。コブ出来るかもな」 「出来ろ! そして貴様が死ね!」 「酷くないか? 面と向かって『死ね』とか言うな。せめて妄想で殺せ。俺みたいに」 俺は不適な笑みをこぼしながら相手にそう言ってのける。
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