177人が本棚に入れています
本棚に追加
誠に失礼ながら、睦月朔夜が飛び下り自殺したのは真っ平な嘘。
現に彼女は今俺の前で猛烈にキレている。
あ、そうそう俺が彼女の事を好きなのも嘘だ。
唯一あっているのは彼女が美少女だと言うこと。
そんな彼女は殺意にも似た目で俺を見て。
「妄想でならウン10万回殺してる! もうこうなったら現実で殺したる!」
「女がウンとか言うなよ。一文字足したらとても最悪な言葉が生まれるぞ」
「黙れ! 死ね! 私の前で今すぐ死ね!」
「困ったお嬢様だ。割りと傷つくぞ。美少女に『死ね』と言われたらそりゃ傷つくぞ」
「五月蝿い五月蝿い五月蝿い!」
「どちらかと言うと朔夜が五月蝿いぞ。ちなみに、俺は数10万回妄想でお前を犯してる」
「いやぁぁぁぁああああああああ―――――――!! 最低!! 人間の屑だ!」
「はいは~い、2人ともそこまでにしよう。ちなみに、僕は会長を数100万回妄想で犯してるけど、気にしな~い」
俺と朔夜の言い合いを止めようと割って入ってきたのは、会計を担当している千登世悟(ちとせさとる)。
自称ド変態、ドMの性癖を持つ、同い年の俺の友達だ。
ちなみに悟はかなりの美少年。
女子生徒達からチヤホヤされているなんとも羨ましい奴。
最初のコメントを投稿しよう!