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今まで放置していた2人を見る。
笑歌と悟は全く気にした様子も見せず、2人で楽しそうに話をしていた。
基本的に毎日こんな感じだ。
今日は後2人生徒会役員が来てないからかなりマッタリしている方。
たぶん今日は彼女達は来ないだろう。
その2人はどちらも1年生の女子。
まあ、明日はくるだろうな。
彼女達が居ると不思議と盛り上がる。
理由は来てからのお楽しみだ。
「はぁ、今日はもう帰りましょう」
朔夜は筆記用具を鞄にしまいながらそう言うと、みんな頷き帰る事にした。
そして鞄を手にし、生徒会室から出る。
朔夜が生徒会室に鍵を掛け、その鍵を俺に渡してきた。
「はい。それじゃあまた明日。じゃあね」
生徒会室の鍵は毎日俺が職員室まで返しに行くのが日課だ。
朔夜と悟はそそくさと帰って行き、俺は職員室に鍵を返し、幼なじみの笑歌と帰路を辿った。
これが俺が通っている白鳳学院高等学校生徒会の日常だ。
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