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「とりあえずは君自身の情報をくれるかい?内容によっては良い場所を進めてあげるよ。」
そう言いながらニヤニヤと
笑みを浮かべている臨也。
俺はこのデュラララ!!の内容を
全く知らない…
どういう人物なのかも知らない。
だからこそ、利用してやる。
今までの愛しい人間みたいに。
「さっきも言ったが俺の名前は威紗南 棗。<外の世界>から来た人間だ。誕生日は5月4日でA型。そして俺は両親がいなくて仕事は殺し屋。なるべく普通の女の子の[ふり]をしていた。…が、こちらでは素の俺でいこうと思う。そして裏社会では俺は皆にこう呼ばれていた…[化け物]とな。動体視力の良さに身軽さ、怪力…治癒力の高さ…全てが人間を超越しているんだと。でも俺は人間を愛している。下等で歪んだ人間はオモシロイ。」
俺は疑うことなく話す。
だって唯一見つけた同種だ。
「ふむ…、なるほどね。君は俺と同じ人種なんだね。…よし、特別大サービスだ。棗は俺と住んでもらうよ?」
臨也の言葉に俺は不安よりも
期待と好奇心が胸の中で
溢れかえっていた。
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