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ひとしきり笑い終えた私達は
2人が買ってきてくれた
お菓子を囲んで団欒を始めた。
「ねえ、柚木!
今日なんの日か知ってる?」
全く心当たりがなく
うんうん唸っている私に
しびれをきらした彩が叫ぶ。
「正解はぁー―…
柚木のひきこもり1周年くらい
記念日でした!!」
「おおっ!!」
「…彩、くらいって何よ。」
「はいっ気にしなーいっ!」
――パンパーンッ!!!
どこからともなく
現れたクラッカーを
耳元で鳴らされた私は
あひょおっ という
未知の奇声とともに
後ろへ飛びのく。
「あーびっくりしたー。
クラッカーは心臓に悪いわ!」
2人の謎の祝福による
謎の拍手を受ける私は
この謎の状況をいまいち
飲み込めずにいた。
「いや、うん。え、
これ喜ぶとこ?あれ?」
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