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あれからというもの
どうしても、彼が気になって
朝は窓の外を眺めている習慣が
ついてしまった。
これストーカーみたいだよね。
そう思いながらも私は
窓の外の彼と
彼を見るときの
不思議と胸が高鳴る感覚に
魅了されていた。
「……名前知りたいな。」
しばらくたって
そんな叶わない願いを
欲張りだと思いつつ
抱くようになってしまった私は
「メガネくんでいっか。」
黒いメガネがよく似合う彼に
そう名付けた。
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