第1章

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あれからというもの どうしても、彼が気になって 朝は窓の外を眺めている習慣が ついてしまった。 これストーカーみたいだよね。 そう思いながらも私は 窓の外の彼と 彼を見るときの 不思議と胸が高鳴る感覚に 魅了されていた。 「……名前知りたいな。」 しばらくたって そんな叶わない願いを 欲張りだと思いつつ 抱くようになってしまった私は 「メガネくんでいっか。」 黒いメガネがよく似合う彼に そう名付けた。  
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