海の音色は鎮魂詩。

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クラトスはアンナにラストエリクサーを頭から流し始めた。 徐々に人の姿に変わり始めると、数秒後には完全に人の姿に戻る。 『ア…アンナ……』 元の姿に戻ったアンナを抱き締め涙を流すクラトス。 『えっ…うん? 私はどうして…クラトス? あれれ?お父さんも…老けた?』 突然の出来事に考えが追い付かない様子である。 ローガンはもはや見てられない程に涙を流して泣いていた。 『アンナ…長い間を待たせてすまなかった、石化してから数年間もの時間が過ぎた。 俺も親父も老けてしまった。』 クラトスが簡単にアンナに何があったのか説明してすると、表情が悪くなり、目は鋭くクラトスを掴むと頬を叩いた。 『本当に馬鹿! 私の為?そんな事の為に皆を傷付けたの!? 私が喜ぶと思ったの? 馬鹿クラトス!!』 アンナの右ボディブローがクラトスの鳩尾に決まる。 『グホッ!?』 そのまま倒れたクラトスの次にローガンを見詰めると足早に近付いて言う。 『お父さんも何でクラトスを止めなかったの!』 もはやアンナの独壇場である。 本当にあの綺麗な石像だったのか疑ってしまうくらいに暴言が繰り出される。 『すまないが、そろそろ話しても良いか? 俺は腹が空いているんだ、早く終わらせて帰りたいのだが?』 俺がアンナに言うと、誰だ?と言う表情をして俺を見た。 『君は誰かな? 今は忙しいの後で良いかな?かな?』 黙れレナ…違った…アンナ。 『直ぐに終わると言うかクラトスに伝えてくれ。 三日後に来るから部下達を纏めてろってな。 それじゃ、またな。』 用件を伝えて灯台から出て行く。 『灯台もと暗しってか? アンナの為にやった事で叱られるとは、馬鹿クラトス… いや、バカトスでいいな、うん。 さっさと飯を食いに行くか。』 日暮れの港を後に、酒場へと向かって行くのだった。

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