解放を求めて

旅の始まり

｢あれ、ここは…？｣

｢町の近くみたいだよ｣

｢ぅわっ!?｣

ようやく３人目が目を覚ました。

それと同時に遥架が俺に詰め寄ってきた。

｢詳しい話、してくれるのよね？｣

｢…あぁ。まずそっちの２人もこっちきて。｣

俺の前に３人が並ぶ。

その光景に、日常だったときのことが脳裏をよぎった。

目を逸らしつつ、話を始める。