8人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女は
鷹野:あの、お時間あります?あったら、お話したいのですが…。
と聞いてくるではないか。モチロン、私が断るはずがない
寝台:あぁ、良いよ。だが、何処で話したいんだい?」
鷹野:なら私の実家がそばにあるのでそこに行きましょう。
私は彼女の実家に向かった…
彼女の実家は店を持っているらしく、入る前から鉄板焼きの良い香りが漂っている
鷹野:ただいまーっ!
鷹野母:お帰り、みゆき。あら、お客さんも一緒かい?
寝台:お邪魔します。
鷹野母:さあさあ、焼けましたよ。召し上がって下さいね。
と私に鉄板焼きを差し出してくれた。
寝台:おいしいですね!
鷹野:ウチの鉄板焼きは広島の中で一番、おいしいですから~。
寝台:そろそろ、鷹野さんの話を聞かせて下さい。何故、私を食事に誘ったんです?
私が尋ねると、彼女は
鷹野:実は…私を和幸さんの会社に入れて下さい!私、和幸さんの事が好きなんです!
寝台:ブーッ!!(お茶を吹き出す私)
驚きだ…正直、準備なんて全くしていなかった。要するに、不意を突かれてしまったのでドリルストレート・ダイナマイトパンチをみぞおちに喰らった感じだ。
寝台:な、なんて事を言うんですか!?私の会社は埼玉県にあるんですよ!そもそも、鷹野さんの両親が許す訳…
鷹野両親:え?私達は別に構いませんよ?
寝台:ガッシャーン!!(激しく腕をカウンター席に滑らせる音)
なんなんだ…この親子。完全に予想外だ…
寝台:だ、だけど人を外見で判断するのは良くないかと、鷹野家の皆さん…。
鷹野:寝台さんなら大丈夫。みゆきを優しく面倒見てくれそうで、実際優しいじゃないですか。
鷹野:私は和幸さんに一目惚れです!
寝台:わ、わかりましたよ…では、入社希望て事で宜しいですか?
鷹野:と、言うか結婚して下さい…(ポッ)
寝台:!!(ヤベ、今のは殺人級に可愛いかった。)
鷹野母:あらあら、あったかムード全開ですね。
寝台:ちょ、みゆきさんのお母さん!!それは言いすぎっ
鷹野母:そんな事ないですって。」
だ、ダメだ…殺人級のパンチを喰らった後だから対応できんと思った私は
寝台:じゃ、じゃあしばらくお互い付き合いましょうよ。そうすれば、見えない所も見えてくるので、大丈夫ですよ。
最初のコメントを投稿しよう!