8人が本棚に入れています
本棚に追加
寝台「すいません、社長の『ゆうづる』様はいらっしゃいますか?」
受付「おりますが、どちらの方ですか?」
寝台「申し遅れました。私『南武電鉄、社長の寝台』と申し上げます。」
受付「ああ、『寝台』様でしたか。社長なら、オフィスで仕事していますよ?」
寝台「わかりました。襲撃して良いですか?」
受付「どうぞ、どうぞ。社長には何も伝えないですから、襲撃していって下さい。」
しかし、ここの社長はどこまでイジられるのやら…。私は階段…ではなくエレベーターで社長のオフィス階へ。そこから彼の部屋へとダッシュで向かった。ドアを勢いよく開け
寝台「社長は何処じゃーーー!!!」
と叫んだ。そこには警備をしていた『門田さくら』が驚いた表情で、こちらを伺っている。
さくら「し、寝台さん!なんでここに!?」
寝台「やあ、『さくらもーる』元気かい?」
さくら「『さくらもーる。元気?』じゃありません!ビックリするじゃないですか!」
寝台「社長いない?」
さくら「いましたが、いません。」
寝台「トイレ?」
さくら「多分…」
寝台「わかったー(不敵な笑)」
さくら「あまりイジメないで下さいよ?」
寝台「違うよ、みゆきの事で話しがあるの。」
さくら「何かあったんですか?」
寝台「みゆきが『ウチの会社で働きたい』だって。」
さくら「それで、ゆうづる社長に?」
寝台「正ー解ー。」
さくら「転勤ですか。みゆきちゃん、良い娘だったのに…和幸さんにイジメられるなんて…」
寝台「待て、マティーニ!ワタスはイジメないヨ!とりあえず、社長はトイレな!」
さくら「多分、そうですけど…」
寝台「わかった、サンクー!」
さくら「ちょ、待って下さいよー!…行っちゃった。あの先、掃除中なのに。」
それを知らずに私は廊下を驀進していた…。10メートルほど進んだら看板が見えてきた
寝台「もーるが言うにはトイレだったな。」
私は廊下を全力疾走していた。しかし、10メートル先に「掃除中につき、立入禁止」の看板を見つけた私。
最初のコメントを投稿しよう!